3足場工事1) 最大荷重の検討 試験報告書により集中荷重P=1,820㎏と2,460㎏の平均値とするとP=2,140㎏となる。 このときの曲げモーメント=2,140㎏×1,500㎝■4=802,500㎏・㎝ 曲げ応力=(802,500㎏・㎝+185,625㎏・㎝)■634㎝3=1,558㎏/㎝2 185,625㎏・㎝は自重によるモーメント 1,600㎏/㎝2>/1,558㎏/㎝2 OKとなる。3) たわみ量の検討 作用荷重は142.5㎏/M2として計算すると δ=5WL4/384E1=5×2.85×1,5004/384×2.1×106×3,960×2 たわみ量=11.3㎝となる。1) 強度に関して 強度試験成績により最大積雪深度は47.5㎝と想定できますが、 安衛法に規定されている鋼材の許容 曲げ応力度1,600㎏/㎝2に限りなく近いので実用上の積雪深度は33㎝以内で使用してください。2) たわみ量に関して 主桁中央で 8.0㎝程度のたわみが発生しますので、 水勾配をつける必要があります。 2.5%の勾配をつけると、中央連結部のルーフデッキの重ね合わせ部分からの漏水は起こりません。 16mパネルで片側上げ越し40㎝となります。3) 組立に関して 組立に際しては専用の組立台を使用してください。 中央連結部の接続ボルトは専用のトルクレンチを使用してください。 締め付けトルクは180N・mを標準とします。4) 敷設に関して ルーフデッキの重ね合わせ部分は、 0.8㎜の鉄板なので衝撃を与えると変形しますから、 ぶつけたり しないようにしてください。 吊り上げる際はアイボルトを使用して玉掛けしてください。992) 最大積雪深度の検討 集中荷重Pを等分布荷重に換算すると M=wL2/8より w=8×M/L2=8×802,500/1,500×1,500=2.85㎏/㎝ 2.85㎏/㎝×1,500㎝=4,275㎏となり 単位面積荷重は4,275㎏■30.0M2=142.5㎏/M2となる。 したがって 最大積雪深度は142.5㎏/M2■3.0㎏/M2㎝=47.5㎝となる荷重換算計算書使用上のお願い3-21上屋パネル
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